【2DK 6畳】狭いダイニングキッチンを広く見せるレイアウト!動線確保と家具の寸法公開

2DK部屋づくり

こんにちは、築30年賃貸マンションに暮らすサヨエモです。工務店勤務を経て、インテリアショップで働く私の経験も踏まえて、今日は狭いDKのレイアウトのポイントについてお話しします。

わが家は「玄関→DK→各部屋」という廊下のない2DKです。このタイプは古いマンションや団地などでよく見られる間取りです。

確かに広くありませんが、廊下がない分、無駄なスペースがなく、動線がコンパクトで生活しやすいというメリットを感じています。

この記事では、わが家が実践した、狭いDKでも快適に暮らすための「家具選び」と「配置」の3つのポイントを、実際に使っている家具の寸法付きでご紹介します。

2DK 6畳のダイニングキッチンのレイアウトを検討する際の参考にしてください。

▼ 狭いDKの動線を確保!「家具の配置と選び方」3つのコツ

狭いダイニングキッチンで家具を選ぶ際は、以下の3点を基準にすると失敗が少なくなります。

① 動線を邪魔しない配置

家具配置で最も大切なのは、生活動線を確保することです。特に「玄関からDKを通って各部屋へ」という間取りでは、DKが家の中心的な通路になります。

┗ まずはスペースを確保

わが家では、ダイニングテーブルを置くスペースを確保するため、以前ダイニングスペースに置いていた収納(キャスター付きボックスなど)を見直すことから始めました。

夫用の収納をユニットシェルフ(写真左)にまとめたことで、念願のテーブルを置くスペースが生まれました。

💡 省スペースでのダイニングテーブルの選び方についてこちらで詳しく解説しています【実例】築古2DKでも諦めない!狭いダイニングでも使いやすいテーブルの選び方

┗ 通路幅は最低60cmを確保する

大人がスムーズに通るためには、通路幅として最低60cmを確保しておきたいスペースです。 具体的には、一人で通るには60cm、二人で無理なくすれ違うには120cmほどの幅を確保できると安心です。

ちなみにわが家の場合、スツールに座っている状態の通路幅は約90cm、スツールをテーブル下に収納した状態では約120cmを確保できています。

もしこの幅を確保するのが難しい場合は、奥行きの薄い家具を選ぶなどして、通路の広さを優先しましょう。

② コンパクトで機能的であること

省スペースを実現するためには、家具のサイズ感を厳選することが重要です。

┗ 奥行きが浅い家具を選ぶ

一般的な食器棚は奥行き45cm前後のものが多いですが、コンパクトな空間や通路に接する場合は40cm前後の奥行きを選ぶのがおすすめ。

ちなみに、わが家のキッチン収納(ユニットシェルフ)の奥行きは41cmです。

このわずかな差だけで、部屋が格段に広く感じられます。

┗ ダイニングチェアは「スツール」でコンパクト化

背もたれがないスツールは、限られた空間でも場所を取りません。
使わない時はテーブルの下などに完全に収納できるため、邪魔にならず、空間をすっきりと保てます。
食事はスツール、リラックスタイムはソファといったように、メリハリをつけて使い分けたい方におすすめです。

③ 圧迫感を与えない「シンプル」で「抜け感」のあるデザイン

視覚的な効果で、部屋を広く見せる工夫も大切です。

💡 キッチン収納に使っているユニットシェルフのレビューは、こちらで詳しく紹介しています無印良品ユニットシェルフが4万円から半額以下に!購入から使い心地まで正直レビュー

┗ ロースタイル(背の低い)家具を取り入れる

背の高い家具は部屋の奥や壁際に寄せ、手前には背の低い家具を置くことで、視線が奥まで抜け、空間に広がりを感じさせます。

┗ シンプルで抜け感のあるデザインを選ぶ

装飾の少ないシンプルなデザインは、ごちゃつき感を抑え、部屋全体をスッキリと見せます。
細い脚やフレーム(アイアンなど)の家具は、床が見える面積が増えるため、軽やかな印象を与えてくれます。

┗ 大型家電は「色と質感」で空間に馴染ませる

設置場所(壁など)と同系色を選び、さらにマットな質感のものを選ぶことで、光の反射を抑え、大型家電特有の圧迫感を軽減することができます。

▼ 6畳DKを広く見せる「家具のサイズと配置

わが家が実際に狭い6畳のDKで使っている家具と、その寸法をご紹介します。

家具の種類選択した理由と寸法狭いDKでの工夫
ダイニングセット65cm角の正方形テーブル(W65 cm× D65 cm× H71 cm)チェアはスツール2脚を活用。正方形は壁につけやすく、スツールはテーブル下に完全に収納可能。通路のスペースを確保できます。
キッチン収納無印良品のユニットシェルフ
(W140 cm× D41 cm× H83 cm)
奥行き41cmと浅く、DKの通路を邪魔しません。壁面に沿ってすっきりと配置できます。
冷蔵庫容量330
(W60 cm× D66 cm× H170 cm)
壁と同系色のマットな質感を選び、圧迫感を軽減。扉が右開きのため、通路側に扉が開かないようキッチンの右側に設置しています。
夫用の収納リセノのユニットシェルフ
(W80 cm× D41 cm× H83 cm)
夫の趣味や仕事道具を収納し、部屋に散らばるのを防止。奥行きが浅いため、通路の邪魔になりません。

念願のダイニングテーブルを設置したことで、床座りのストレスがなくなり、食事がしやすくなりました。さらに、料理中に仮置きする作業スペースが増え、キッチンも快適になったのは嬉しい誤算でした。

💡 夫用の収納に使っているユニットシェルフのレビューは、こちらで詳しく紹介しています。→【正直レビュー】Re:CENO(リセノ)ユニットシェルフ使い心地や転倒リスクは?

▼ わが家の間取りと動線

【💡ポイント】

  1. 玄関から各部屋への「主要な動線(赤矢印)」は、家具で遮らず60cm以上を確保。
  2. キッチン収納(奥行41cm)は壁際に沿わせる配置。
  3. 65cm角のダイニングテーブルを壁につけ、スツールを収納することで、部屋を広く使えます。
  4. 廊下がないおかげで、無駄のないコンパクトな動線(青矢印)になっています。

このように家具の「奥行き」を抑え、動線上に障害物がない配置にすることで、狭い6畳のDKでもストレスの少ない生活を送れています。

▼ まとめ

狭い2DKのダイニングキッチンは、レイアウトの工夫次第で十分快適に暮らせます。

「動線を邪魔しないコンパクト家具」「圧迫感を抑えるシンプルで抜け感のあるデザイン」を意識して家具を選び、間取り図で寸法と動線をシミュレーションしてみてください。

わが家のように、廊下のない間取りのメリットを活かして、食事も作業も格段に快適になる、自分らしい心地よい空間作りのヒントになれば嬉しいです。

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